学校

2017年5月25日 (木)

PTAの薦め~PTA卒論最終章~

末子が今春高校を卒業し、自動的に私もPTAを卒業しました。

 

ここ4回連続でPTAについて書きましたが、

PTAを卒業したので卒業論文的なかんじ。

 

長子が幼稚園に入ってから実に19年間PTA会員でした。

そのうちの半分は何かの役員をしてました。

通常、小学校と中学校で1子につき1回ずつですが、

転勤族なので、前の学校での役員実績はリセットされ、

元の学校と転校先で1子につき2回になってしまったので長いね。

会長も2年間やってたし。

 

もしもPTAを「潰す」「壊す」というレガシーを作りたい会長がいると

大変だろうなと思う。

 

志あってPTAを廃止したところは、

別の形の保護者会的なものが再構築されているところが多いと聞きます。

必要に応じて再構築されたのですから、

風通しの良い、子どもたちファーストの組織だろうと想像できます。

 

課題は、子どもの卒業と共に保護者も入れ替わることにより、創った人の想いが継承されにくいこと。

次の世代、次の次の世代になると次第に保護者会の役員のなり手がなくなり、

「では、くじ引きで」ってことになるんじゃないのかな。

ならば保護者会は要らないっていう人が出てきて…

あれ?どこかで聞いたようなお話ではないですか。歴史が繰り返される。

 

待機児童の問題にしても、PTAの問題にしても、

議論が成熟していかないのは、

子どもの成長に伴って当事者が入れ替わっていくからじゃないの。

 

「無くす」「やめる」っていう選択は少ない労力のわりに影響が大きいので、安直に選ばないで欲しい。子どもたちの育つ学校の環境を整える組織は必要。PTAじゃなくてもいいけど、PTAがあるんだったらそれを活かそう。

 

もっとPTA会長や役員を利用しよう

 

私は会長時代、保護者から相談を受け、その都度学校と掛け合った経験がある。

もちろん「いじめ」の案件もある。

個人で担任の先生に言っても、

失礼且つ残念ながら、担任の先生にその対応力がなければ泥沼にはまる。

対応力の高い先生であっても、内容によっては一人で抱えきれないこともある。

PTAが組織として生徒の課題に関わることで、きっと良い方法が見つかる。

教頭先生や学年主任の先生が必ず適切な対応をしてくれる。

学年の先生がチームとして対応してくれる。

 

だからもっとPTAを活用して、わが子とわが子のお友達と友達の友達、

みんなが楽しく学校生活を送れるように、本気で関わろうよ。

 

※日本PTA全国協議会 PTA連合会

PTAは、区や市や県や全国のPTAの団体に上納金を払っているんだけど、

これの必要性は私自身がその主体的経験がないのでよくわからないです。

他校と情報共有することによって平均的な質か上がるかな。

昭和の時代には必要だったかもしれないけど、今はインターネットで繋がれますし

時間も労力もお金もかけずにできることがあるのではないかと思う。

 

※参考

【学校教育法】第百三十七条  

学校教育上支障のない限り、学校には、社会教育に関する施設を附置し、又は学校の施設を社会教育その他公共のために、利用させることができる。

(学校のPTA室を無償で確保でき、学校諸設備を活動に使用できるのは、

この第百三十七条で定められているからですね。)

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2017年4月27日 (木)

PTAはこうすればいいんじゃないかな

任意加入のはずなのにいつのまにか入っているってことに

不快感・抵抗感を示す方もいらっしゃいますね。

 

TAを辞めたいという人のほとんどは、

自動的に加入させられていることや、PTA会費を支払っていることではなくて、

加入していることによって労力の提供を強要されるのが嫌なんだろうという印象です。

 

あってる?

 

今は7割以上の母親は仕事を持っているし、

仕事をしていない人も病気や介護や育児など理由があり、みんな忙しい。

それでもできるPTA活動でなきゃね。

 

実際のところ、役員になっても一年間一度も活動をしなかった人もいますし、

そのことにいちいち目くじら立てなくても、結局なんとかりますし。

こんなことを言うと「不公平だ」と叱られそうですが、

たぶんいろいろな事情があるんでしょうしねぇ。

 

ということで、こうすればの1つ目は「平等でなくても割り切って楽しく働く」

 

役員ってそんなに「損」じゃないよ、むしろ「お得」だよ。

役員の任期が終わるときにアンケートを取ったら、

全員が「やってよかった」と答えてくれたよ。

 

Photo

こうすればのもう1つは、全体のタスクを減らすこと

本部役員・執行部役員・委員長は別にして、PTA役員の仕事って、

年間一人当たり2時間の活動が5回くらいあればでできると思うんだけどなぁ。

年間10時間。

すべての仕事を大人数でやらなくても、

効率よく分担したらもっと絞り込めるんじゃない?

 

ゆえにこうすればのもう1つは、一つ一つの作業の効率化

今の時代、クラスメイトのお家の電話番号も分からないですからね、

連絡を取ろうと思うと一苦労。

電話なんてかけようものなら、「どうしてうちの番号を知っているんだ」って詰め寄られたりする。

だから先生にやってもらわなきゃならなくなって、

PTA活動が先生方にまで疎ましがられたりする

LINEでもらくらく連絡網でも、freeMLでも使えるものはバンバン使おう。

文書だってPCで作ってるんだし、

前年度までのデータも残ってんだから使いまわせばいい。

 

非効率的だと不満を感じる人が多いってことは

非効率ではない世界に身をおいていらっしゃる人も多いということ。

 

IT関係の効率化は爪を隠している能ある鷹にお任せしたい。

役員の中に絶対にいるはず。

爪を隠しているあなたが効率化をしてくれたら、

今年の役員だけでなくずっと助かるよ。

 

それから会議

子どもが小さい頃は、わが子に寂しい思いをさせて夜の会議に出るのが嫌だった。

わき道にそれていつ終わるか分からない会議はストレスを強く感じるので

「今日は、○時までに帰らなければいけないんです」って最初に言うようにした。

部長・委員長、会長の時は、

アジェンダを決めて、終わりの時間を決めて私が進行した。

こんなときは超コントローラーだから。

とはいえ、あんまりビジネスライクに進めては

チームビルディングができないから、よもやま話もしながらですが。

 

こうやっていると、自然と、私もやりますって前向きに手をあげてくれる人が多くなる。

「子どもが生まれて10年、

社会と離れていたような気がするけど、

社会復帰の準備のつもりで頑張る」って。

たとえエクセルで原稿用紙のように1セル1文字で文書を作ってきたとしても

その心意気が嬉しいじゃない。

(実話です。試しにSUMを入れてみたけど…。)

 

以上、PTAはこうすればいいのにと思うこと。

平等を求めない

全体のタスクを減らす

11つのタスクの効率化

次はPTAの薦めについて書く。

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2017年4月12日 (水)

PTAは本当に必要? 必要ない?

私は必要だと思う。

PTA」という組織が、どこでも同じってわけでもなさそうですが、

基本的な概念としてのPTAの要素をざっくりまとめると、

 

一つは会員

PTAParent-Teacher Association

保護者会ではなくて、P=保護者とT=教師の協働体であること

保護者と先生が子どもたちの笑顔のために何かをする。

 

一つはお金

これはPTA会員全員が担ってます。先生も。

小中学校は月額200500円くらいのところが多いかな。

高校はもうちょっと高かった。

税金や授業料では賄えないけれど、子どもたちの健やかな成長にとって大切なものにかかるお金を出してる。

PTAがそれを公正に管理してる。公正でなければ罪に問われることもある。

 

一つは労力 

これは主にPTA役員にになった方を中心に担ってます。先生も。

すべての活動は子どもたちの心の成長や笑顔につながっていく。

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なぜ必要だと思うのか。

ひとりひとりの子どもたちの学校生活を、

有形無形に少しでも向上させるには

保護者と先生(PTA)が力を合わせることが必要。

保護者から学校へのフィードバックをお伝えする「場」として必要。

「この対応は、保護者的には残念に思っている」もあれば、

「子どもたちか〇〇だと喜んでいました」とか。

個人ではなくて組織として。

 

お金を集めて動かすには、それを管理する組織が必要。

学年のレクや、芸術鑑賞なんかもPTAの予算から拠出してる。

質の高い情操教育は税金からは出ないから。

 

他にも、生徒会活動、部活動、学級費、給水機、卒業証書のケースetc

高校は冷暖房費、模試、インターハイの補助金、外部講師のお金とかも含まれてた。

 

学校の花壇のお花、これもPTAから人とお金が出てます。

花を愛でる心の潤いが優しさを育むんだ。見えないけど。

こういうのは税金では賄えない部分です。

 

でも、もしも

「あなたはPTAに加入していないから、

 あなたのお子さんは、卒業式のPTAからのコサージュ無しです」

なんてことがあれば、これは絶対に止めて欲しい。

子どもに不利益が降りかかるのはPTAの趣旨に反する。

 

労力の面でいうと

花壇の花植えや、体育大会前のグランド整備、地域清掃など、

生徒たちとPTAが一緒に作業をすることも大事。

他人がお互いに感謝し合えることで、

生徒たちは自尊感情の貯金を増やしていくんだよ。

朝の校門でのあいさつ運動もそうじゃないかな。

 

学校によってはPTA広報紙もあるよね。

子どもたちが頑張っていること楽しんでいること、

その輝きを伝えるのが広報紙。

学校だより・学級通信や、学校のブログでは発信できないことを

違う形で発信できるツール。

 

家庭の教育力をより高めるための家庭教育研修だって

私たち研修講師的には情熱をもって、

役員さんと相談しながら満足してもらえるように頑張ってる

参加者は無料で受講できるなんてすごくお得ですよ。

 

自分ちだけが良くても、お友達がすさんでたら、

わが子も影響をうけるんだから、みんなが良くなる方がいいじゃない?

 

PTAは有形無形に子どもたちの学校生活を支えてる。

 

以上、PTAは必要だと私が思う理由と背景

世間で問題となっているのは、PTAの必要性ではなくて、

PTAの組織運営のありかたなんだろうと思う。

次は「こうすればいいのに」と思うことについて書く。

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2017年4月11日 (火)

PTAはブラックか?

この季節になるとよく見かけるPTAへのネガティブキャンペーン

PTAは“ブラック”とか、PTAはいらないとか。

それをテレビ番組でも特集していたりもするけど

それについて語っている方々は、男性だったり独身女性だったり

自らはPTA経験のない人が多いように見える。

 

カーストがあるだの、

ITリテラシーが低いだの

感情優先だの

お金の流れが不明瞭だの

はては不倫の温床だの

 

いい加減にしてくれ!!と思う。

 

PTA役員経験者の声として拾って、一部を全部のように表現して、

外野からヤイヤイ言っているのを聞いていると

保護者、特にPTAに関わっている「母親」たちをディスっているように感じる。

お母さんたちそんなに民度は低くないぞ。

 

ドラマでザマス系キャラで表現されることはまあいい。

だってフィクションだもの。

 

週刊誌とかもフィクションならいいか。

ワイドショーも?

いやいや、それは違うでしょ。

 

世間にそういう先入観をもたらすネガティブキャンペーンはやめて。

 

PTAは本当に必要なのか? 必要ないのか?

 

PTA会長として、いろいろ書けそうなので、引き続き書きます。

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2016年2月 3日 (水)

笑顔

中学校での学習支援の時のこと。

進路の決まった3年生のある女の子に、
「合格おめでとう」って書いたメッセージをそっと渡したら、
ニッコリいい笑顔を返してくれました。

いつも、静かにゆっくりコツコツ頑張っている子です。

その後、なにかコソコソやってるなぁと思ったら、
帰る時、教室の戸口で見送る私に、メッセージカードを渡してくれました。
そこには彼女からの感謝の言葉…。

とっても嬉しかった。

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彼女に目を戻すと、彼女の顔はとびっきりの笑顔で溢れていました。

そう、さっき私が彼女に渡したときよりもずっと素敵な笑顔。
今までで見たことないくらいの笑顔。

彼女にとっては、自分がしてもらうことよりも、
私が喜んだことの方がずっと嬉しかったみたい。

心打たれる笑顔でした。

中学生ながらも、いろいろな大変なものを背負ってるけれど、
彼女が心からの笑顔を見せてくれて、私もとても嬉しかった。

人を喜ばせる喜びは、心を豊かに耕してくれることでしょう。

同時に思うのは、私、もっと喜ぼう。
私が笑顔で喜ぶことは、誰かの心に花を咲かせることもできる。

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2013年7月 5日 (金)

リアル中学生日記(10日間)

水曜日、中学の部活でテニスをしている息子のラケットが壊れた。
もともとフレームにヒビは入っていたのだけれど、
そことは別の場所が直角に凹んでいた。
強い力で何かの角にでもぶつけたのだろう。

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息子の説明では…

別のラケットで練習をしていて、ふとベンチを見ると、
そこに置いていたはずの予備のラケットが無くなっていた。
ベンチには空っぽのラケットケースがあるだけ。

ラケットケースを手に取ったとき、テニスコートのフェンスの向こう側のグランドに、
無残に壊れた自分のラケットが転がっているのが目に飛び込んできた。

いったい誰がやったのか、テニス部の仲間も誰も見てない。
顧問の先生が個別に情報収集しても何も出てこない。

外部からの侵入者というのも考えにくい。
休憩時間にみんなで水を飲みに行ってた時に折られたのだろう。

帰宅して、「ひどいよねぇ」と、ちょっと元気のない息子。

彼の分析によると、
「ボクは誰からもそんなことをされる覚えはないから、
ボクへの嫌がらせではないと思う。
たぶん『壊す』ってことそのものが目的だと思うから、
必ず誰かが見てるところで壊してるはず。」

なるほど、せっかくやるんだから、
見てる人が居ないとやりがいがないものね。

そんな話をしていると、家の電話が鳴った。
テニス部のお友達Aくんからだった。
「実は、オマエが帰った後、Bがみんなに『Cがやった』って言ってた」

やっぱり目撃者がいた。

BくんもCくんもテニス部で、その日、Cくんは塾で練習を早退していた。

つづけて目撃者Bくんは
『でもオレはCのことを先生に売ったりしないよ』
と言ってたそうだ。

電話をくれたAくんも
「オレが言ったっていうのは内緒にしておいて」

なんとも、中学生男子らしい義侠心。
Aくんも息子に言うべきかどうか葛藤したにちがいない。

その報告を受けた母は、
「どうする?このこと、先生に言っていい?」と息子に聞いてみた。
「ボクが直接聞いてみる。一日だけ待って。」
Cくんは息子のテニスのペア。
関係を壊したくないっていうのが最優先なんだ。

その夜、テニス部顧問の先生と、学年主任の先生が、
壊れたラケットを持って状況説明に来て下さった。
先生方は何も糸口が見つかってなかった。

「早退したCくんと、先ほど連絡が取れたのですが、
彼も知らないそうです。これで全員に聞いたのですが…。」

息子と目が合ったが、黙ってる。
これからの対応策について、先生と話しはじめたときに、
「先生、実は… さっき、テニス部のヤツから、
『CがやったってBが言ってた』って電話があった。
ボクが明日、Cに直接聞こうと思って黙ってたんだけど、
今、先生から、Cが『知らない』って言ったって聞いて…。」

「よく、言ってくれた。
それが本当かどうかも確かめてみないといけない。
もしも、それが間違った情報だったら、
オマエがCくんに聞くと気まずいことになるだろ?
誰が電話をくれたのか教えてくれないか?」

「それは言えない」

う~ん、中学生男子!!

もともと信頼している先生だったから、
息子はしばらく粘ったものの説得に応じた。

この件について、どんな対応を望むかを聞かれ、
「弁償は望まない。学校にも家庭にも、
壊した子を懲らしめてほしいのではなくて、教育して欲しい、
成長につながるように指導してほしい」と伝えた。

翌朝、息子の嘆きは違うところに向いていた。
「先生にチクらないのはわかるけど、
どうして、A以外のみんなはBが言ってたことを
ボクに教えてくれないんだろう。」

「みんな、いろいろ考えてると思うよ。誰のことも悪く思わないで。」
と送りしだした。

Cくんは、壊したことを知らないふりをしたことによって、
テニス部のみんなを巻き込むことになってしまったんだ。

2日目木曜日、事態は動かず。
Cくんは部活を休み、
先生の調査に対して、電話をくれたAくんも、
Cくんを庇う気持ちもあるので、あいまいに答え、
他の部員からもCくんかもしれないという報告も上がらず。

先生は
「今、Cくん本人に、やったんしゃないのかと訊くよりも、
子どもたちの方から声が上がるのを待ちたい。」と。

ただ、テニス部の仲間は、その日、息子には、
Bくんが目撃したことを教えてくれ、
息子の朝のもやもやはスッキリ。


3日目金曜日、動き始めた。
部長Dくんが先生に
「Cくんかもしれない。ボクたちで話し合いたい。」と。
おお、さすが部長Dくん。その日、肝心の目撃者Bくんは休み。

先生は
「子どもから自主的に声が上がって嬉しい。
彼らにひとまず任せたい」とのこと。

「先生にお任せします」と私。

4日目、5日目は土日とも雨で部活は中止。

6日目月曜日
部長Dくんと、目撃者Bくんが先生のところに行き、

「Cくんが壊しました。ボクたちが話して、謝らせる。
きっとCも反省してるから、先生はCくんを責めないでほしい。」

普段はやんちゃなBくんが、友達をかばう態度に先生も感激したそう。

7日目火曜日 動かず。

あんまり時間をかけすぎると、
罪悪感も、正義感も、なにもかもが薄れていくよなぁ。
期限をつけて対応してほしいと要望しようと思う。

8日目水曜日 一気に動く

下校途中に、Cくんが部長Dくんたちに付き添われて、
息子のところにやってきた。

「あれ、オレがやった。本当にごめん。」

この一言で、みんなの気持ちが救われた。

部長Dくんたちは、学校に戻り先生に報告し、
「Cは反省してるから、家庭連絡はしないでほしい」と嘆願。

美しい友情だね。

9日目木曜日
昨日、生徒から報告を受けた先生、この日、Cくんの特別指導。

「どうした?なにかイライラすることでもあるのか?」と
寄り添いつつ、素直な心を引き出していった。

「夜、家に電話するから、それまでに、
ちゃんと自分でお父さん、お母さんに言え」

その夜、Cくんのご両親から電話をいただいた。
一つ一つの言葉がとても誠実でいらっしゃって、
その分、お辛いだろうなぁ、苦しいだろうなぁ。

息子も「ボクはもういいと思ってるから、Cを叱らないでください。」って。

息子は、数日前Cくんとラケットのことを話したことを後悔していた。
Cくんに、しらばくれられたからではない。
「ボクが聞いたから、Cに嘘をつかせてしまった」と。

10日目金曜日
Cくん本人とご両親にお会いした。
丁寧に謝罪いただき、こちらの言いたいことはお伝えし、
それでシャンシャン。

なんで、壊したのか理由はわからない。
たぶん、本人にもはっきりとは分からないんだろう。
たまたまそこにラケットがあったから、他の子がコンコンぶつけて遊んでいた。
自分も手にとってコンコンコンコン…。
その時ふと「ワイルドで破天荒なオレ」を演じたくなったのかもしれない。

Cくんにとってはただのひびの入ったラケットかもしれない。
私にとっては、最初に買ってあげたラケット。
受験生の兄のストレス解消に付き合って、
夜の公園で兄弟ラリーをしてた想い出もある。
骨の折れたビニール傘を壊すのとは違うんだよ。
それはわかってほしいと思った。

想い出は私の心の中にある。
ラケットはもういい。

このラケットの一件、子どもたちのチカラで一番いい解決ができたと思う。
子どもたちはいろいろ考えて、より良い行動をした。
先生も勉強になったとおっしゃっていた。
そして、私たち親も、どうすればいいのかを考えさせられた。

私が望んだ「成長につながる指導」は、
図らずも大人たちの成長ももたらした。

こうなると、壊れたラケットがハート型に見えてくる。

その次の週末、テニスの区大会団体戦。
息子とCくんのペアも勝ち進み、なんと、団体優勝!!

できすぎだぜ。素敵すぎる。リアル中学生日記だ。

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2013年4月11日 (木)

祝辞

先日の中学の入学式での祝辞。
コピーをくださいって方がいらっしゃって、

ウレシハズカシ

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PTAを代表して お祝いの言葉を申し上げます

 

昨日までの恵みの雨と太陽の光で

○○山の若葉も輝いています

 

新入生の皆さん

ご入学おめでとうございます

 

また、大切に慈しんで お子様を育て 

今日の日を迎えられた保護者の皆様に

心よりお祝いを申し上げます

 

制服に身を包み 背筋を伸ばした姿に

中学生の誇りを感じます

 

みなさんの これから始まる中学校生活の3年間

輝く時も 心が縮こまる時も 

いろいろな時があることと 思います

 

どんな時もどんな自分の事も大切にしてください

 

どうやったら

自分が心からの笑顔になれるかを考えてください

 

どうやったら

周りの人の事も笑顔にできるのかを考えてください

 

そして どうするかを

自分で選んでください

 

また みなさんの傍には

一緒に悩み 相談に乗ってくれる人が 居るということを

頑張ろうという気持を 応援する人が居るということを

忘れないで下さい

 

私たちは いつでも 心の扉を

開いていたいと思っています

 

私たちの○○中学校は 広島市の
「まちぐるみ『教育の絆』プロジェクト」のモデル校で

家庭と地域と学校が力を合わせて 

生徒の皆さんの成長を支えています  

 

保護者の皆様

校長先生はじめ○○中学校の先生方と共に力をあわせて

子どもたちが安心して のびのびとした笑顔で

希望の翼を広げることのできる

中学校生活を送れるように

サポートしていきましょう 

 

ご来賓の皆様 地域の皆様 

本日はご多用な中 

子ども達の 入学を 共に お祝いいただき 

誠にありがとうございます

 

大人の階段を 一段一段 昇っていく子どもたちに

温かいお力添えとご指導を お願い致します  

 

最後に

○○中学校の子どもたちと ご列席の皆様の

今日から始まる新しい一年の

ご健康とご多幸をお祈りして

私からのお祝いの言葉とさせていただきます  

 

本日はおめでとうございます

平成25年4月8日
広島市立○○中学校PTA会長
岩元佳子

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2010年3月30日 (火)

子ども手当てよりも

親に「死ね」「殺すぞ」と言われて育っている子。
親に暴力を受けている子。
親の虐待で第4の発達障害を抱える子。
一日一食給食だけの子。

愛される事を知らずに育つことは恐ろしさがある。
愛されたことがないと愛する気持ちが育たない。
幼子は愛される事を求めて求めて求める。
求めても満たされず、
親から「死ね」「殺す」と言われ、罵倒され、殴られ育ったなら、
正当な理由もなく人を蹴飛ばして愉快そうにしているような
無慈悲な子になっていく。

愛情を知っているヤンキーと
愛されたことないヤンキーは根本的に違う。

それでも彼らは親から愛される事を求めてる。

一方でその親たちも高い確率で、同じような育ち方をしている。
そいいう育て方しか知らないからこうなった。

この連鎖をどうしたら断ち切れるのか。

誰かから愛されることと、愛されていることに気づくこと、
そして誰かを愛すること。
ままならない中にいても、少しの勇気を出せば
自分の行動は選べるということを知ること。

親が学校なんか行かなくていいと言って、朝、寝てても、
自分の意思で行くことができるんだよ。
ひどい親の元に産まれた不幸を嘆くなら、
自立して家を出ることもできるんだよ。
自分が本気で望みさえすれば、
どうやってでも勉強をすることができるんだよ。

家庭が家庭としての機能が無いなら、
幼い彼らを負の連鎖から救えるのは地域と小中学校しかない。

社会の中のごく一部の話に見るかもしれないけれど、
自分に全く関係の無い世界の話ではない。
放置しておくと、
ジワジワと教育の現場に混乱を招き、学校教育の質を下げ、
大げさに言えば国民の質を下げる。

子ども手当てを支給したところで、こんな家庭では親のパチンコ代になるのがオチ。
私も、子ども手当てをいただいたら、子どものためにと思いつつも、
現実には日々の生活費に使ってしまうだろう。
それならば、その財源を小中学校の教員の増員や育成にまわしてほしいて思う。
その方が確実に子どもたちのためになる。

子どもを愛する力のある先生、
人生は自分で拓くことができると教えてくれる先生は素晴らしい。

いろいろ批判の対象になることが多いけれど、
子どもが好きでなければ教師はできないと思う。

少なくとも私がコーチングで関わってきた先生方は、全員、人間として素敵な方ばかり。
「教師も人間だから、疲弊してしまうと愛情を注ぐ余裕は無くなってしまうんです。」
ポロリとでた言葉がとても切実だった。

春から晴れて学校の先生となる若者達も含めて、
全ての先生方が持てる力を発揮して、よりよい教育のできる仕組みが整う事を願います。

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